|現場写真|展示物|
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塞き止め板の板材(板材3)
長さ245cm×幅67.5cm×厚さ8.7cm 手斧で加工した跡が前面に残ります。 上面には樹皮が残り、年輪年代測定の結果、紫香楽宮の期間に一致する、西暦743年秋に伐採されたことが判明しました。
井戸内から出土した曲げ物の底板
井戸の最下層から出土した遺物です、 年輪年代測定ではBタイプ(辺材が一部残る)に分類され、残存している一番外の年輪年代は西暦668年を示していました。
井戸枠を留めていた鉄釘
長さ200mm前後で、一辺が7〜8mm程度の四角い鉄釘です。 井戸枠を釘で留める例は平城宮でもごくわずかです。
井戸の外の砂と井戸の底に敷かれていた砂
井戸の内外の同じ深さで採取した砂です。 井戸の底から採取した砂は粒も粗く、人為的に井戸底に入れたものと推定されます。 水を汲む際に細かな砂が舞い上がらないように荒い砂を敷き詰めたものと考えられます。