鬼虎川遺跡 第58次発掘調査 現地説明会資料
2004年4月17日(土)
東大阪市教育委員会
古墳時代以降のものとしては、須恵器、土師器、土師質土器、黒色土器、瓦器、瓦、陶磁器、木製品、動物遺体、植物遺体などがありましたが、小・細片のものがほとんどでした。ただし、墨書土器(判読不明一須恵器片)、古銭(皇宋通宝)が出土しています。
弥生土器やサヌカイト片は上層からも出土しましたが、大半は第16層(弥生時代中期後半の整地層=多量の遺物包含)以下の層・遺構内からのものです。弥生土器には壷・甕・高杯・鉢・蓋などがあり、他に打製石器(石鏃・石剣・石錐など)、磨製石器(石包丁・石斧など)、木製品(柱材・杭など)、土製品(土偶一土錘・有孔円板形土製品、円板形土製品、ミニチュア土器など)、石製品(砥石・用途不明石製品)、動物遺体、サヌカイト片などがありました。また、第17層からは弥生土器とともに縄文時代晩期の突帯文土器が出土しています。
大溝3 |
大溝3 |
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溝95 |
土坑42 |
第17層 |
有孔円板形土製品/砥石=約2/3 |
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